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試練の2日目、旅は続行できるのか。

                           
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従兄弟のひで坊と

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山口県下関市の従兄弟の家を7時にスタート。二人に見送られながら雨の中を歩き出す。 9時過ぎに雨脚が強くなってきたのでポンチョとカッパズボンを着る。安物のポンチョだが特に問題もなく使える。靴はゴアティックの高級品なので雨が降っていても内部は濡れない。ただし自分の足と相性があまり良くなく豆が出来やすいのが難点だ。

吉母付近で歩道の上に鏡の欠片が散らばっていたので踏まないように歩いたつもりが10分もしないうちにナント!パンクをしてしまった。日本縦断した人が一度もパンクはしなかったと言っていたのに2日目にパンクしてしまうなんて・・・・・。道沿いの工場の軒下を借りパンク修理にとりかかる。道具は用意していたが何十年ぶりの事なのでどうなることやら。ひさびさなので修理に50分もかかっってしまった。

やっと歩き出したと思ったら、またもやトラブル発生!。武蔵号の車軸の内側ネジが緩みタイヤが外れかかっている。素人の手に負えそうもないので近くの車の整備工場に修理に依頼をする。2時間近くかかって修理してもらったが負荷(重量が重い)が強いのでこのままでは再発の可能性があるとのことで、カメラをいれたバックは自分で背負うことにした。

2日目にいきなり雨の洗礼をうけ、武蔵号はパンクと故障で難続きだ。運が悪いというのか、前途、多難な予感がする。川棚駅16時、今日は朝から雨の中を歩いて疲れているので川棚温泉でも泊まろうと思い、雨の坂道を息を切らせながらハアハアと歩いていく。観光センターがあったので宿泊料金を聞くと15,000円、なるべく出費を抑えたいのであきらめて戻ろうとすると、呼び止められ素泊まりできる小串のみどり旅館を紹介してもらった。

旅館に着いたのは19時になっていた。精魂尽きたとはこの事だろうか。靴を脱ぐと右足は50円硬貨ぐらいの豆の上に又豆ができていて最悪だ。今まで豆は何十年も出来てないのに何てことだ。針と糸と消毒液を借り豆の治療を行う。この方法は患部と針を消毒して針に糸を通し豆の中に針を貫通させ最後に糸のみを残す方法だ。糸が患部の水分をすって次の日から歩けるようになるのだ。

旅館は質素なたたずまいで部屋も30年まえにタイムスリップしたような雰囲気だ。コンビニで買った弁当を食べようとしたが食欲がなく半分も食べられなかった。風呂に入り寝ようとしたが何だか呼吸が苦しく寝られない。以前、雨の中無理をして歩いた時に肺炎になった時の症状に似ているので念のため病院に行く事にした。

出発早々寝込んで帰るようなことだけは絶対したくなかった。CTや心電図、血液検査をひととおりしたが特に異常はなかったので一安心。治療と疲労回復のため点滴をうってもらった。旅館に着いたのは12時過ぎ。明日はどうなることやら・・・。前途多難な予感満載の旅のスタートである。


本日の記録

コース・・・・・ 山口県綾羅木~小串
歩行時間・・・ 14時間
歩数・・・・・・43,000歩
歩行距離・・・32・25km


                                                                                        山陰の日本的風景
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命の洗濯 みどりや旅館
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by musashigaiku | 2010-03-16 09:52  

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