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感動の差し入れ

7/25 曇り時々雨のち晴れ



昨日は海水浴場近くのレストランで食事をしてブログ更新。暗くなる前に海岸にテントを張ろうと思い砂浜に降りいこうとしたら若者が4~5人集まって焼肉をしていた。

私が横を歩いていたら、「良かったら食べませんか」と声をかけられた。私は「いいんですか」と言うと「どうど」と言うので遠慮なく食べさせて貰うことにした。話を聞くと地元の気仙沼の若者たちだった。

その中の一人が仕事で県外に出ていて何年かぶりに帰ってきたようだ。彼は「気仙沼は最高ー。」と大きな声で叫んでいた。焼肉はホルモンで気仙沼の名物だと言っていた。ホルモンはタレが最初から付いているもので、さすが名物と言うだけあって絶妙の味で非常に美味しかった。

残りの肉が残くなったので私のためにわざわざ家に帰り、肉を持って来て又、焼きだした。炭の火力が弱くて肉はなかなか焼けなかった。「おかしいな」と言ってその中の一人が試しに食べてみたら酸っぱい味がするので、この肉は止めたほうがよいと言い結局捨ててしまった。せっかく私のために肉を持ってきてくれたのに悪かったなと思った。礼をいってテントの設営にかかった。

夜は非常に蒸し暑くなかなか眠れなかった。夜中にテントを叩く音で目が覚めた。雨だ。これはやばいと思いテントを出て荷物を少し整理して出発の準備をしようとした。時計を見ると3時だった。こんな真夜中に行く当てもなくさまようのも嫌だなと思ったら雨が小降りになった。覚悟を決めてこのままここでテント泊まりをすることにした。朝まで天気は大崩せずどうにか無事に朝を迎えることが出来た。

海水浴場を6時前にスタート。天気は曇りで今にも雨が降り出しそうな空模様だ。しばらく歩いていくと商店があったので牛乳を買い、手持ちの食パン2枚を食べる。買ってから4~5日たっているのでぱさぱさしてカビくさかった。

峠を登ったところで南三陸町に入る。アップダウンを繰り返しながら道は海沿いを縫うように繋がっている。10時前コンビニで冷麺とニギリを食べ少し休んでいく。天気は曇りなので温度は高くないが湿度が高く蒸し暑くてたまらない。

三陸町を抜けて少し行ったところで車が停まった。車からまだ20代の若い男女が降りてきた。私を見ると笑顔で「頑張ってください」と言ってビニール袋に一杯入ったの差し入れをくれた。

私が「ありがとうございます。助かります」と言うと笑顔で「暑いので気をつけてね」と言って走りさった。車は岩手のナンバーだった。

中を開けて見るとおにぎりが2個、スルメ、飴、それにこちこちに凍ったお茶が入っていた。凍ったお茶が入っているという事はは自分たちで飲むものだったのではと思い、胸がジーンとした。本当にありがたいなと思った。

昼過ぎから天気が回復してきてガンガン照りの天気に変わってきた。暑くて暑くて日射病になるんではないかと思った。さらに峠が待ち構えていた。横山峠と書かれている。勾配が緩やかなのでどうにか乗り越える事が出来た。

15時前に横山地区に着く。この辺りは山が深く雪が多いのか灯油用の大きなタンクが時折見られる。古い家が多く30年位前の住居がそのまま残っていて昔の障子もまだ使われている家もあった。
写真的に面白いので許可をもらい何枚か写真を撮らせてもらった。

16時過ぎに道路沿いに津山道の駅があった。道路から少し離れているので行ってみると道の駅は公園のようになっていて屋根つきの休憩室があった。夜も開放されているようなので今日はここにテントを張ることにした。


今日の写真


              ホルモンをおごってくれた気仙沼の若者
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                 お世話になった二十二浜
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                感動の差し入れ
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                白壁の家
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                洒落た駐車所
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                 赤い帽子
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               古い障子の家1
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               古い障子の家2
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by musashigaiku | 2010-07-25 17:44 | 宮城県  

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